大学
大学は、学校教育法の定義によると、「学術の中心として、広く知識を授けるとともに、深く専門の学芸を教授研究し、知的、道徳的および応用能力を展開させる」ことを目的とします。
大学の卒業に必要な最低限の単位数は原則124単位以上ですが、保育士資格取得に必要な単位は大学の場合も、標準カリキュラムに基づき68単位以上となります。
そのため大学では、保育士資格取得とは直接関係のない多くの科目を、自分で選択して学ぶことになるので、大学を選ぶ際には、自分が学びたい科目や興味のある科目がどのくらいあるかをチェックすることも重要になります。
保育士養成課程をもつ大学は、保育士の国家資格化以降に急増しており、その中の特徴的な傾向としては、既存の国公立大学が保育士養成課程をもうける形が増えているようです。
私立大学の場合、初年度に必要な費用は、おおむね150万前後になるようで、国公立の場合は、およそ私立の半分ほどとなっているようです。
高学歴化
これまで保育士資格取得の多くは、短大と専門学校の卒業生で占められており、その関係から、ほとんどの公営保育所の採用試験の難易度は、短大卒程度のようです。
しかし、大卒の保育士が増加傾向にあることや、保育士の役割も以前に比べ、複雑で多岐にわたるものになってきたという認識があり、保育士採用試験区分に「大卒程度」をもうける自治体もあるようです。
それとともに、学校側にも、保育士養成校として実績のある短大が大学を新設したり、短大を大学に組織変えするなどの変化が見られるようになってきました。
その中には、「短大2年+専門課程2年」という発想のもとにカリキュラムを組んでいる所もあり、従来の大学では、他の学部や学科と同じく、2~3年から本格的に専門科目や資格取得に必要な科目の勉強を始めることから、そういう意味では、保育士を養成する大学の選択肢が増えたということができるでしょう。