知的障害児施設
この施設の入所の対象は、知能指数(IQ)がおおむね70以下の子供で、入所による集中訓練が必要である、保護者からの養育が受けられない、保護者にまかせることが不適当であると思われる、などの理由をもちます。
原則としては、18歳未満ですが、重い障害のある場合などは、引き続き利用することができます。
そのため、入所者の半数以上が成人している施設も多く、小中学生などが養護学校や地域の学校に通う一方、施設内で作業や訓練などを行っている入所者が多くいます。
入所している小中学生などが下校してから翌朝までは、入所者は日課にそって一緒に行動します。
施設での保育士
知的障害児施設での保育士の主な仕事は、食事・排泄・入浴・衣服の着脱などの介助と指導、健康管理、小学校入学前の子供の保育、余暇の指導、書類の整理などです。
食事に関しては、自分で食事が出来ない、好き嫌いが激しいなどの利用者には付き添って支援を行います。
排泄に関しては、利用者の状態によりますが、トイレ誘導や排泄後の処理なども行います。
最近では、住宅福祉サービスの整備などにより、施設や入所者の数は減少傾向にあります。
しかし、その分、重度の利用者が増え、利用期間も長期化してきているようです。
知的障害児のその他の施設
・知的障害児通園施設
保護者のもとから通う通所型の施設で、養護学校の整備拡充とともに、利用者のほとんどが小学校入学前の子供たちになり、障害児保育を行っている保育所や幼稚園との間に、相互補完的な関係が生まれているようです。
この施設の保育士は、対象が乳幼児となるため、一人一人の子供に合った形で、保育所に似た援助を行っていきます。
・自閉症児施設
児閉症を主な症状とする知的障害児のための施設ですが、施設の数が少ないため、知的障害児施設に在籍している自閉症児も少なくないようです。
この施設には、医療法上の病院である「第1種自閉症児施設」と、「病院や診療所でない第2種自閉症児施設」があります。
このどちらの施設にも、保育士の設置義務があります。