児童自立支援施設
児童自立支援への入所の対象としては、窃盗、傷害、万引き、喫煙、飲酒などの不良行為を行う児童や、行う恐れのある児童、それに、引きこもり、不登校、虐待を受けた児童などです。
対象年齢は、おおむね小学校高学年くらいから18歳までで、必要のある場合は、20歳まで入所することもありますが、中学卒業に合わせて退所することが多いようです。
入所の期間は個々の状況により、特に決められてはいません。
ですが、傾向としては、1年程度となるようです。
保護者の下から通うケースもありますが、子供の多くは、施設内の寮で、細かい規則に従い生活を送ります。
高校生は地域の高校に通いますが、寮と同じ敷地に、小・中学校が設けられ、子供たちはそこで授業を受け、昼は寮に戻って昼食を取ります。
児童自立支援施設には、「小舎夫婦制」という独特の制度があります。
「小舎夫婦制」とは、定員10名ほどの寮で男女の職員(夫婦が多い)と一緒に暮らす制度で、全施設のほぼ半数を占めています。
しかし、最近では職員の不足などから、制度や施設の形も変わってきているようです。
児童自立支援施設での保育士
児童自立支援施設での保育士は、児童自立支援施設の任用資格である「児童生活支援員」として仕事をします。
この資格は、保育士の資格があればなれるものです。
施設で行われる、生活指導、学習指導、作業指導のうち、児童生活支援員が担当するのは、主に生活指導になります。
一部を除いて、年齢的に、食事・衣服の着脱・入浴などの介助を必要としないため、食事マナーの指導や、服装のチェック、言動や態度などの観察や指導、健康管理、家庭や児童相談所との連絡の取り合い、書類の整理などが主な仕事になります。
また、心のケアも重要な仕事の一つです。