児童養護施設
児童養護施設は、原則として2歳から18歳までの子供が対象です。
しかし、大学などへ進学する場合や、知的障害などによって18歳になっても自立できない場合などに限り、20歳までは施設に残ることができるようになっています。
また、2歳未満の入所についても、2004年(平成16年)から、看護師が配置されている施設でのみ、入所が明らかに長期に及ぶ場合や、兄姉が施設に入所している場合などに限り可能になっています。
2003年度の厚生労働省の調査による施設の入所理由は、親の就労、親の放任・怠惰が上位を占め、最近では、虐待を理由とする入所も増えてきているようです。
児童養護施設の一日は、朝起きて、学校に行き、施設に帰るといったように、一般家庭と変わらない流れで進みます。
小学校入学前の子供たちは、施設で保育を受けるか、施設によりますが、幼稚園に通って施設で過ごします。
最近では、グループホームなどのように、一戸建ての建物に少人数で暮らすスタイルが増えてきており、施設の雰囲気も、より一般家庭に近くなってきているようです。
児童養護施設での保育士
施設での保育士は、子供の生活指導を行う任用資格である児童指導員や、看護師などとともに、幅広い年齢の子供たちを対象に24時間体制で自立に向けた援助を行います。
具体的な仕事の内容は、食事・衣服の着脱・排泄・入浴などの介助と指導や、健康管理、学習や余暇の指導、学校や家庭とのやりとり、書類の整理などです。
その他、掃除、洗濯などの雑務も含まれる施設もあります。
さらに、保育士は、心に傷を負った子供のケアや、さまざまな悩みの相談に乗ることも重要な仕事の一つで、子供が施設を退所した後も、この役目は続きます。