幼保一元化
幼保一元化は、少子化の進行、共働き家庭の一般化、育児サービスの多様化などに伴い生じている、幼稚園と保育所の抱える問題点を解決するべく、厚生労働省が管轄する保育所と、文部科学省が管轄する幼稚園の2つの施設の一元化を図ろうとする政策です。
この政策は、都市部での保育所の定員オーバー問題や、それに伴う待機児童の増加問題、少子化などにより、定員割れを起こす地方の保育所、幼稚園など、2種類の施設を運営することが難しくなった現状を打開する有効な手段として期待されています。
しかし、幼保一元化に向けて、保育所と幼稚園を1つの施設にするためには、クリアしなければならない問題が山積みされています。
そのため、妥協案として、保育所と幼稚園の施設や運営の面における共用が、厚生労働省と文部科学省の許可のもと、すでに実施に移されています。
施設共用のパターン①合築、②併設、③同一敷地内
①合築
保育所と幼稚園が1つの建物にあり、廊下やトイレなどを共有している施設。
②併設
保育所と幼稚園が1つの建物にあるが、玄関が別々、壁などで仕切られているなど、共有している部分がない施設。
③同一敷地内
保育所と幼稚園の建物は別々であるが、同じ敷地内にあって、相互に利用できる施設。
これらの施設では、基準面積、職員などについて、保育所は「児童福祉施設最低基準」、幼稚園は「幼稚園施設基準」に従い、保育士と幼稚園教諭の間で合同研修などが行われているようです。